


家造りは、「人の出会い」に似ていると言われます。大きな会社、小さな会社、有名な会社、名も無い会社。そんなことは、まったく関係ありません。
「この度、担当させて戴きます。 ・・・・です。」この瞬間に、決まると言われます。あなたの家の担当になられた方が、心豊かで、人の生活(家造り)に、こだわりをもつ方であれば、半分以上は、良い生活空間を手に入れることが出来るでしょう。
従って、まずは、人間観察から始まります。あとの半分は、どれだけの家造りのノウハウ、システムをもっている会社であるか、が問題です。
いろいろな生活シーンを思い浮かべて下さい。
居間で映画を見ている。
書斎で本を読んでいる。
浴室で思いに耽っている。
廊下を歩いている。
そんな時、どんな色彩の中にどんな光の中に、どんな空間の中に居ることが長く住み続ける為に心地よいか。イメージして下さい。そのイメージを大切に、プロの計画者と話をしてみて下さい。あなたの思いも及ばない計画案が提案されてこそ、相談した甲斐があるといえます。各社の新しい情報やアイデアをもとにもう一度、あなたのイメージを再確認して下さい。きっと、素敵な空間にめぐり合うことになるでしょう。
もし、プランナーの提案が、「長く住むなら地味にして、飽きが来ないようにしましょう。」ならば、あなたとあなたの家族のために、心地よい家のリフォームを生み出す気が、全くないといわざるを得ません。


リフォームは、リフォーム会社(の担当者)との二人三脚、共同作業です。リフォーム会社と信頼できる関係が築けないと、うまくいかないことがあります。なぜなら、リフォームは「暮らしや夢」を、住まいという形に表したものだからです。
決してリフォーム会社に任せっぱなしにしないでください。なんとなく住み心地が悪い家になってしまうかもしれません。契約を急ぎ、お客様の要望もろくに聞かず、「これで行きましょう!」などという会社は避けたほうがよいでしょう。
信頼できるリフォーム会社は、プランニング前にたっぷりの時間をとるものです。リフォーム会社のプランナー・設計士は、予算、家族構成やお客様の要望はもちろんのこと、趣味や平日・休日の行動、家族とのコミュニケーションのとり方、来客の頻度、将来設計など、あらゆることをヒアリングします。
面倒でも、ぜひ、自ら心を開いて、本当の想いをお話してみてください。きっと、ご自身が気づいていないような提案をしてくれます。まさにこの「ヒアリング」の時間こそが、リフォーム会社との二人三脚、共同作業のスタートとなります。



お客様の話の中で私たちの要望どおりにリフォームしてもらってよかったという話を時々聞きます。
たしかにお客様の要望を叶えるという事はとても重要なことです。
でも、果たしてお客様のご要望どおりにということがお客様にとって本当にベストなのでしょうか。
本当にお客様の立場に立って考えてくれるリフォーム会社ならば、お客様の要望を踏まえた上で、よりよい提案や、時には、お客様の要望を覆すことがあるでしょう。
そしてその提案はお客様の期待を超える提案になっているはずです。

リフォームを検討する際には、たくさんの住宅設備・機器の中から、住まいにあった商品を選ぶ必要があります。
特に最近は、耐久性や清掃性、アレルギー対応などいろいろな特徴を持った商品が発売されています。インターネットの普及によるLAN配線、燃料電池や太陽光発電、エネルギーモニターなど住宅設備も高度化・複雑化しています。
単に好みの商品を組合せただけで、居心地の良い住空間になるというものではなく、間違った組合せをすると、商品能力を100%発揮できない場合もあります。逆にエネルギーをロスしてしまい、光熱費が上がってしまうことも。
また、数々の機器商品をただ配置するだけでは、デザイン・インテリア性や部屋としての統一感がなくなり、気持ちが落ち着かない空間になってしまいます。
このように、商品選定には、機能的な知識、組み合わせ方の知識、デザイン・インテリア性の知識など幅広い知識が必要です。そして、多くの商品を知り尽くしたプロフェッショナルたちに、最適な商品とその組合せを選択してもらうことが必要です。あなたの頼もうとしているリフォーム会社さんは大丈夫でしょうか。



本来家造りの価格は、工事範囲の数量と工事単価を掛け合せたものを積み上げて、全体の工事価格を決定してきました。現在でも、この手法により見積書は作成され、図面、写真、言葉等、あらゆる手段を駆使して説明され、お客様の理解を戴き具現化するのが一般的です。
しかし、専門用語の羅列された見積書は、なかなか理解しがたい為、2~3社の見積書の比較、検討が行われるのが常で、それでも実際に中身まで理解して、同じ工事・物品の比較をして、どちらが手抜きでなく、正当な価格であるかを見極めるのは難しいことです。
そんな中、最近では、従来の手法とはまったく違った、工事数量も工事単価も明確にすることなく、工事内容と工事範囲で、一式の金額が提示された定価制といわれる方法で販売されるリフォーム工事も誕生しました。定価制リフォームは、費用が坪単価や㎡単価で決められているため、予算の目安が立てられたり、何よりも、オーバーする心配がないので安心です。ただし、本当はいくらかかってるの?というのはわかりません。自分の家の大切な工事です。業者まかせではなく、なぜその価格になっているのか、数量明細や工事単価を明確にしてもらうことが必要です。リフォーム会社にとことん聞いて納得することが重要です。
わかりにくい、リフォームの見積書。

リフォームの場合、「相場」が一般にはわかりにくく、合い見積りを取ることはいいのですが、いたずらに価格競争をさせてしまうと、かなり無理をして「契約を!」と迫る会社が出てきます。
無理をした価格は必ず現場に跳ね返り、工程を縮める事から発生する施工品質の低下や手抜き工事にもつながりかねません。ある程度相場がつかめたら、価格で決めるのではなく、金額差が何であるのか十分納得してから発注しましょう。

最近のキッチンは、引き出しタイプが人気ですが、従来の開き扉のキッチンと比べると、お値段がずい分違います。この金額差は、引き出しレールが付くことによるコストアップ分ですが、決してレールが欲しいわけではありません。
引き出しタイプのメリットは、第一に収納量のアップです。従来の開き扉タイプと比べると実に200%にアップしています。開き扉だとユニットの上部が空きスペースになってしまいますが、引き出しだと有効に使えますし、収納物の大きさに合わせて引き出しの高さも変えられるので、ますます効率よく収納できます。
第二に使い勝手の良さです。引き出しだと奥行き650(ユニット内寸600)の奥に入っているものが手元まで引き出せるのでとても楽に簡単にものを取り出せます。

開き扉との金額差は、この収納量と使い勝手のよさのために必要な価格なのです。
金額差以上の価値があることを知らされず、ただ低価格にするために、知らない間に開き扉タイプのシステムキッチンになっていたり、引き出しの数を少なくして提案されてしまうようなことになると、それは本当に“もったいないリフォーム”になってしまいます。



多くのリフォーム会社は、残念ながら、自社で施工部を持ちません。この業界独自の長所でもあり同時に欠点でもある昔からの下請制度で新築、リフォームを行っているのが現状です。
多くのリフォーム会社は他人の力を借りなければ、家造りの夢も理想も、具現化することが出来ないのです。一次下請けどころか、孫下請けと、住宅会社が一度も顔も合わせたことの無い、職人さんに施工部分を任せなければならないのです。
従って、施工品質は、元請け会社の思いが下請けの人に、いかに理解されているのか、お客様のご要望の内容をいかに細かく、深く共有し、コミニケーションが取られているかで大きく左右されてしまいます。
指定工事店制,専門協力業者制をとり、指導・管理の成された職人の手によって、工事を完成させることができるリフォーム会社を選ぶことが、後悔しないリフォームの第一といえるでしょう。
リフォームには、多くの「人」が関わります。



リフォーム工事が終わったその瞬間は、「あらステキ!」と誰もが思うもの。以前に比べてきれいになっていますから当然です。ところがしばらく住んでいると、いろいろなことが起こってきます。
設備の使い方がわからない、うまく動かない。どのようにお手入れをすればいいのかな。ちょっと使いにくいところがある。ここ、もう少しこうしておけばよかった。この設備新しいものと取り替えたい。我が家のLAN配線はどうなってるんだろう・・・。
リフォーム工事が終わっても、「はい、さようなら」というわけにはいきません。工事終了が本当の意味でのリフォーム会社との「新たなお付き合いのスタート」となるのです。
引き渡し時に、きちんと説明をしてもらうことがまず必要ですが、その時気づかなかったことや、追加工事のお願いについて、気軽に問い合わせできることが必要です。
定期点検やアフターサービスのプログラムをチェックしておきましょう。設備や工事の補償期間も確認が必要です。
リフォーム工事から、数年、10数年たって、家族構成が変わり、設備交換が必要になった時、自分の家をよく理解してくれている会社に、再度依頼できるのが、何より一番安心です。
リフォームは、一生涯のお付き合いができる、信頼のおける会社を選ぶことが大切です。



寝室に、昔から憧れのウォークインクローゼットが欲しいと部屋を削って設置。
しかし、通路が狭く、朝の忙しい時間に夫とぶつかりながら互いに身支度しなければならない上に、コの字型のため角の部分がうまく使えず・・・。壁一面クローゼットの方が有効に使えたような・・。
もっとよく考えて、プランナーさんと相談すればよかった。



キッチンのリフォームをしようと、ショールームに行きました。とても気に入ったシステムキッチンがあったので、ぜひそれにして欲しいと即決。
でも、実際入れてみたら、今までと全く使い勝手も違うし、収納も多すぎるし、色も今の部屋には全く合わず・・・。
毎日使うものだけに、もっと今のキッチンの不満点や、欲しい機能、必要収納量をよく考えてから、プランしてもらえば良かった。

老朽化もあって全面リフォームを決意。長年住んだ家だったので愛着もあり、建具や欄間などはなるべく再利用して欲しいと依頼。
しかし、出来上がりをみると、欄間はとてもいい雰囲気だったが、建具は新しい建具と相性が悪く、開閉もしにくくなり、また、何だかそこだけ目立ってちぐはぐに。
結局、建具はすべて新しく交換することに。今あるものと、新しいものを共存するリフォーム。もっとよく考えてすればよかった、と後悔。


日本人だし、年齢的にも落ち着いた純和風にしようとLDKのリフォームを決意。フローリングの色から建具まで細部にまでこだわり、キッチンの色を決める際も、プランナーさんから「お部屋の雰囲気に合わせて、木目の落ち着いた色味はどうでしょうか。」と提案されたのに、キッチンは表面がつるっとした白が清潔感があってお掃除もしやすいからと自分の意見を通した。
いざ出来あがってみると、キッチンだけが浮いて見えて・・・。部屋をトータルで考えずに、部分で決めてしまったのが失敗。プランナーさんの言うことを聞いておけば良かった。



長年の夢だったホームシアター。
リビングに収納を増やすための工事を期に、リビングシアターの導入を決意。家電量販店に行って、自分で選んだお気に入りのAV機器やスクリーンを、リビングに設置してもらった。
しかし、いざ設置してみると、できるだけ大画面で!と選んだ120インチのスクリーンは大きすぎて、目が疲れる。
期待していたサラウンド効果も、スピーカー配置やアンプ調整が悪いせいか、迫力が今ひとつ。
おまけにAV機器類や配線は、せっかく取り付けたリビング収納にすっきり納まらず、部屋のインテリアを損ねている・・・
部屋全体のコーディネートを始め、AV機器の選定・設置・調整まで、トータルに請負ってくれる専門業者に相談すれば良かった、と後悔。